研究者養成コース

概要

本研究科の研究者養成コースは、企業や市場の研究に携わる人々を育成するコースです。より具体的には、大学教員や公的研究機関・民間シンクタンクの研究員などの高度な分析力と洞察力をもった専門職を育成するコースです。

研究者養成コースは、国立キャンパスで平日昼間に開講される、修士課程と博士後期課程の2つのプログラムから構成されています。2年間の修士課程では、多数の講義科目を履修して専門分野の基本を身につけながら修士論文を執筆し、修士号(商学)を取得します。これに続く3年間の博士後期課程では、講義科目を履修することよりも、むしろ自ら立てた研究課題について、自分でスケジュールを立てて調査・研究を進め、学内外で発表し、指導を受ける、という作業を繰り返しながら博士論文を執筆し、博士号(商学)を取得します。本研究科で博士号を取得した卒業生のほとんどが大学教員になります。経営管理研究科の研究者養成コースは、これまで商学・会計学・経営学領域における多数の優秀な研究者を輩出してきた実績があります。

上記の通常のプログラムに加えて、2019年度からは千代田キャンパスの平日夜間・土曜日に博士後期課程「イノベーション・マネジメント・プログラム」が開設されました。同プログラムは、企業等における高度経営人材や高度経営専門職の育成を目的として、技術職などの理工系のバックグラウンドを有するミドル層の方々を主たる対象としています。博士後期課程の3年間に、企業等で働きながら、経営管理全般の知識を習得し博士論文を執筆することにより、博士号(経営)を取得します。

※千代田キャンパスで開講される博士後期課程(イノベーション・マネジメント・プログラムおよび金融戦略・経営財務プログラム)については、それぞれページがありますので以下のボタンからご覧ください。

研究者養成コース修士課程・博士後期課程ポリシー

ディプロマポリシー(学位授与の方針)

一橋大学の前身である東京高等商業学校・東京商科大学は、産業界で活躍する人材のみならず、商学・経営学分野の優れた研究者・教育者を養成する機関でもありました。その伝統は、1953年に設置された大学院商学研究科を経て、2018年に発足した経営管理研究科によって、現在に至るまで受け継がれています。

大学院経営管理研究科経営管理専攻研究者養成コースの目的は、商学・経営学分野において質の高い研究を実現できる研究者を養成することにあります。

質の高い研究を実現するには、①創造的な研究成果を世に問うことができる高い研究能力、②学界において「知の発展」をグローバルに牽引するリーダーシップ、③社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を有しなければなりません。

これらを獲得して学位を授与された者は、経営、マーケティング、会計、金融ならびに関連諸分野を専門とする大学教員や、公的研究機関・民間シンクタンク等で研究員等として、活躍しています。こうした人材は、研究から得られる知見に基づいて産業界が直面する実践的な課題の解決にも有効な示唆を与えることのできる研究者として、社会に貢献することが期待されます。

カリキュラムポリシー(教育課程編成・実施の方針)

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻研究者養成コース(以下、研究者養成コース)のカリキュラムの目的は、①創造的な研究成果を世に問うことができる高い研究能力、②学界において「知の発展」をグローバルに牽引するリーダーシップ、③社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を涵養することにあります。

その目的の達成に向けて研究者養成コースでは、コースワークおよび演習を通じて、商学・経営学分野における古典から最先端の研究成果まで幅広い内容を学ぶことができます。

コースワークでは、基本的なレベルとして400番台科目が、応用的な領域として500番台科目が、さらに博士後期課程のみを対象とする600番台科目が設定されています。これらの科目は、商学・経営学の学問領域を網羅して堅固な知的基盤を築き、研究能力を着実に高めることができるように、体系的に構成されています。

演習では、専門分野で高い研究能力を有する教員からきめ細かな研究指導を受けることができます。

以上のような体系的なプログラムを通じた学習の達成度を確認するために、本専攻では、ビジネススクール国際認証に対応した「学びの質保証」(Assurance of Learning)を実現するための調査を、継続的に実施しています。その結果は、各科目の内容およびカリキュラム全体の改善に活用されています。

アドミッションポリシー(入学者に関する受入れ方針)

一橋大学大学院経営管理研究科経営管理専攻研究者養成コースは、将来、商学・経営学分野で研究・教育に携わることを希望する学生のためのコースです。①商学・経営学分野に深い関心を抱き、②自分で問いを立ててそれを解き明かす意欲を備え、③自分が取り組む領域の研究を始めるに足るリテラシー(専門分野に係る深い学識および高い語学力)と思考力を身につけており、④社会科学の健全な発展に貢献するための高い倫理性を有する学生を求めています。

そのような学生を選抜するために、入学者選抜では、論述試験に加えて、研究計画書をはじめとする提出資料や、思考力や研究計画等を確認する口述試験を通じて、受験者の能力と意欲を多面的に評価しています。

カリキュラム

研究者養成コースのカリキュラムは、研究者になるために必要な論理的な思考力を養い、研究領域に対する深い理解を促すよう設計されています。

博士学位論文

学位取得論文の要約と審査結果を公開しております。

データ集

2020年10月更新

大学院生の研究業績

項目 平成22年度総数
(2011/4現在)
平成23年度総数
(2012/4現在)
平成24年度総数
(2013/4現在)
平成25年度総数
(2014/4現在)
平成26年度総数
(2015/4現在)
平成27年度総数
(2016/4現在)
平成28年度総数
(2017/4現在)
平成29年度総数
(2018/4現在)
平成30年度総数
(2019/4現在)
令和元年度総数
(2020/4現在)
(1)雑誌(日本語)に掲載された論文:査読付き 11 10 12 10 22 16 10 6 9 9
(2)雑誌(日本語以外)に掲載された論文:査読付き 3 0 7 3 3 0 2 7 2 4
(3)本の一部として掲載された論文 8 1 7 7 3 11 1 10 0 1
(4)雑誌に掲載された論文:査読なし 15 5 15 10 16 14 5 3 4 3
(5)学会報告 40 30 56 42 56 52 40 44 40 49
(6)学会以外での報告 18 9 9 2 8 14 5 13 2 11
(7)その他業績 17 1 3 4 9 2 2 7 2 12

在籍人数の推移(入学時)

在籍人数の推移(入学時)の棒グラフ

令和2年度 在籍人数(男女比)5月1日現在

在籍人数(男女比)帯グラフ

修士課程修了者 推移

修士課程修了者 推移の棒グラフ

博士学位取得者 推移

博士学位取得者の推移 棒グラフ